2019年7月8日月曜日

Vagrantで構築したCentOSゲストマシンにRランタイムをインストールする方法

概要

Rを開発出来る環境であるR Studio SeverをVagrantで作成したCentOSのゲストマシンに構築する手順のメモです。

用語

・CentOS:LinuxのOS。
・R:統計解析向けプログラミング言語
・R Studio Server:Linuxサーバー上で走っているRに対してブラウザベースのインターフェースを提供するアプリケーション

事前準備(前提とする環境)

・CentOS7.6.1810

手順

ゲストマシンのポートフォワーディング設定

ホストマシンからアクセス出来るように「Vagrant」ファイルの設定を修正します下記のとおり修正します。

  # Create a private network, which allows host-only access to the machine
  # using a specific IP.
  # config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
  config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"  # ←ここの行を追加

上記の設定変更が完了した後、Vagrantをupしてゲストマシンに接続します。

R runtimeをインストール

事前に、CentOS 標準のリポジトリでは提供されていないパッケージをyumコマンドでインストール出来るようにするために、下記コマンドでepelをインストールします

$ sudo yum install epel-release

下記事前準備が完了したら、コマンドを実行してR runtimeをインストールをインストールします。

$ sudo yum install R

R Studio Serverをインストール

以下のコマンドでR Studio Serverの公式からrpmをwgetしてインストールします

$ wget https://download2.rstudio.org/server/centos6/x86_64/rstudio-server-rhel-1.2.1335-x86_64.rpm
$ sudo yum install rstudio-server-rhel-1.2.1335-x86_64.rpm

R Studio Serverの起動とホストマシンからのログイン

下記コマンドでR Studioサーバーを起動します。(備忘でstopとrestartも残しておきます)

$ sudo rstudio-server stop
$ sudo rstudio-server start
$ sudo rstudio-server restart

起動したらホストマシンからアクセスします。
アクセスするアドレスは以下です。
http://192.168.33.10:8787/
アクセスに成功するとログイン画面が表示され、ユーザーIDとパスワードの入力を求められます。それらはR Studio ServerのIDとパスワードの情報を引き継いでいるので、「vagrant/vagrant」でログイン出来ます。

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