概要
最近流行っているAIを2年程前(2018年頃)から仕事で扱うようになり、それにあわせて色々勉強したので その内容を備忘を兼ねてまとめようと思います。人工知能(AI)とは
まず、AIとは何か。答えを知るべく人工知能学会の出版物を調べた・・・が解無し。 どうやらAIとは何か研究者の間でも統一された定義は無いようである。とはいえ、解無しでは理解が深まらないので同学会の記事を幾つか見てみると、 「人間と同じ知的作業をする機械を工学的に実現する技術」(https://www.ai-gakkai.or.jp/comic_no1/より引用) というのが概ね定義であるようである。
具体例
では、「人間と同じ知的作業をする機械」とは何か。例えばエアコン。これは室温がユーザーが設定した温度になるように冷房or暖房する機械であるが、 実はこれは知的作業をしている訳ではない。PID制御という技術を用いて、ユーザーの設定した温度に 近づくように温風or冷風を出すように制御しているのである。 学術分野で言うと人工知能ではなく制御工学に含まれる。
ではお掃除ロボットはどうか。お掃除ロボットは進行方向の制御に関してはエアコンと同じく 制御工学を用いているが、部屋の中を動く回るための探索や部屋の間取りの記憶は人間と同じ知的作業 にあたる。これは立派なAIである。他にもカーナビやわかりにくいがGoogle等検索エンジンもAIと言える。
最後にAlphaGo。これはわかりやすく「人間と同じ知的作業をする機械」、すなわちAIである。 というか、人間を超えた知的作業をする機械である。
AIの研究分野
AIに関する研究分野としては以下があるようである。個々の詳細は追って調べるとして、 一旦キーワードレベルで羅列してみる。- 知識管理・知識継承
- ゲーム
- ロボティクス
- 医療・バイオロジー
- ヒューマンインタフェース・インタラクション
- ソーシャルコンピューティング
- エージェント
- 自然言語処理
- マルチメディア
- 人工知能基礎・理論
- 機械学習/データマイニング/テキストマインング
- メタヒューリスティクス
- 深層学習
- 知識表現
- 論理・推論
- 知識工学・セマンティックテクノロジー
今回はこの辺までで。